大和路どうでしょう・序章
「水曜どうでしょう」というテレビ番組をご存知でしょうか。 北海道ローカルの番組なので、北海道以外の「内地」では、「どうでしょうリターンズ」という名前の方が通りがいいかもしれません。 この番組は数々の過酷な企画に出演者、ディレクター陣(合わせて4人)が一体となって挑戦するというところにおもしろさがある番組なのですが(詳しくは番組をどうにかしてご覧になることをお勧めする次第)、この番組で最高顧問が一番好きな企画が「サイコロの旅」というものです。 この「サイコロの旅」とは、あらかじめ交通手段・行き先を6つ選択し、サイコロ(キャラメル)を振って出た目にしたがって進み、日本中を回りながらゴールの札幌を目指すという超過酷な旅です。その選択肢しだいでは、同じところをぐるぐる回ったり、きたところを逆戻りしてしまったり、とにかく予測不能の旅を続けます。 「こんなおもしろい企画、やらないわけには行くまい」 いつしか、最高顧問の私的な仲間うちからこんな話が出て、自分たちでもサイコロの旅をやってみようということになりました。 しかし、時間はあっても金のない身分なので、本家「どうでしょう」のようなこと(いきなり1投目に「飛行機」とか出たりする)をやっていては、即座に金が底をつくことは必定。 そこで目をつけたのはJR発行の「奈良・大和路フリーきっぷ」。これは奈良〜京都の指定区間内のJR、近鉄、バスが7日間も乗り放題という我々奈良好きな面々にはとってもありがたいフリーきっぷ。これを使って奈良を旅しようという「サイコロの旅・奈良編」を決行することにしました。 はたして仏像を見るような選択ができるのか。レポート部門に載せられるような旅になるのか、いや、それ以前に東京帰還の目が出て帰ってこれるのか?甚だ不安ではありましたが、見切り発車でやらせていただきました。 名づけて「大和路どうでしょう」、スタートです! |
大和路どうでしょう・基本ルール
- あらかじめ持参したホワイトボードに6個の選択肢を記入。そこでサイコロを振り、出た目に従って移動するだけ。目的地に着いたらまたサイコロを振りなおす。
- 移動できる範囲は原則として「奈良・大和路フリーきっぷ」に指定された範囲内とする。
- 出た目のところまで行っていたら宿(奈良市内)の門限に間に合わないと判断された場合、一時休戦とし、翌日は前日最終投で出た目の場所まで戻って、再度サイコロをふりなおす。
今回の「サイコロジスト」たち 最高顧問(U) 今回の旅の主宰者。ホワイトボード記入係を全面的に任される。 名誉係長 今回の旅を発案した男。寺は好きだが、仏像のことはさっぱりわからんと言う。 見習仏師 今回の旅に巻き込まれた男。仏像に関する知識は一通り持っている。 サイコロの神 実体を伴わない。大いなる天の意志のこと。彼に逆らうことはできない。
大和路どうでしょう・本編へGO! 1日目Remix (3/9) サイコロの神、降臨! 〜三山木リバース〜 2日目Remix (3/10) 南へ、南へ 〜THE BLACK MONDAY〜 3日目Remix (3/11) 行く先のない旅の果てに 〜平安京死闘編〜