レポート:「仙台大観音に行ってきた」


 
仙台大観音を見に行ってきました。

連日猛暑の中、日本第二の巨大仏、
仙台大観音へ行ってきました。
(平成24年8月23日)

仙台駅からバスで向かいます。

かなり遠くから見えていた牛久のときと違い、
いつまでたっても住宅地。



しばらくすると、上り坂のてっぺんに白い塔のようなものが見えました。

観音さまでした。


「仙台大観音」というそのものズバリのバス停で降ります。

いい天気です。


早速入ってみました。

受付には誰もいません。

誰もいません。

誰もいません。
というか人の気配がありません。

しかたないのでずんずん進みます。


説明板がありました。

正式名称は「仙臺天道白衣大観音」というらしいです。

白衣観音といえば

神奈川県在住のこちらの方もそうです。

顔を比較してみる。

ちょっとこっちの方がリアルかな?
でもよく似ています。

さて、中に入ってみましょうか。

入口は龍の口になっています。


中にはまた受付があって、ここにはさすがに人がいました。
お札料(という名の拝観料)を払って中に入ります。

初層(という名の1階)には十二神将と三十三観音


1周して2階に上がると、巨大仏の内部では恒例

エレベーターです。


一気に最上階へ。

殺風景な最上階。


地上高68mらしいです。

小窓から外をのぞいてみました。

これも牛久大仏と好対照。
住宅地のど真ん中ということがよくわかります。

観音の背面、西方向。

もともと高台なので、景色が良いです。

「下りは階段も使えます」と言われたので、
最上階からは階段で下りてみます。

なんだこれ!?

なんだこれー!
デス・スターの炉心のようです。

各層に12体の仏像、計9層で108体仏、ということらしいです。

しかし、これが9フロア続くのはいかがなものか。

延々と続く階段を下りて、2階に戻ってきました。

2階から上方の吹き抜けを見上げる。
・・・エレベーターで降りればよかった。

内部拝観は終了。今度は外からみてみます。
ちなみに受付にはやっぱり誰もいません。



まずは有名なアングル。

隣のホテルとの縮尺を錯覚してしまいます。

なお、全長の「100m」は仙台市制100周年を記念してのことらしいです。


圧倒的な存在感。


全長100メートル、というのは平成版のゴジラとほぼ同じ大きさ。


何かおかしい。


やっぱりなにかおかしい。

牛久大仏が周囲に何も無く、激しく目立っていたのは記憶に新しいが、
こちらは周囲にいろいろなものがあるためにかえってその存在感が引き立ちます。

コンビニのウインドーに映る大観音。


「イオンまでちょっと買い物に」


牛久との最大の相違点は如来と菩薩の違い、、、とかそういうことではなく、
目の前に人間の生活圏が広がっている、というその点に尽きるのかと。

近隣にお住まいの方はもうこれはひとつの風景として
認識されているんだろうなぁ、と思った。

1991年に完成し、造立から21年(というか築21年だなこりゃ)、
仙台の街並みと人々の営みを見守り続けている、という謂われは
なかなかに説得力のある存在だと思う。


「またね」


交通:JR仙台駅西口14番乗場より仙台市交通局路線バス
        810、811、815、910、911系統他「泉ビレジ」「実沢営業所」「西中山」方面
        乗車約35分/390円
文/最高顧問(U)

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26/AUG 2012

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